症例の説明(偏位咬合、叢生歯列)
・歯の生え変わりの途中。
・第1大臼歯(6才臼歯)が放出し前歯8本(上下4本づつ)が永久歯に生え変わっており、12本の乳歯がまだ生え変わり前。
・前歯がガタガタな歯並びで一部が反対咬合となっていた。
・上下歯列の正中(中心)線は約3㎜ずれており(↓↑印)、下顔面が左側に歪んでいた。
・かみ合わせが原因で下の前歯の歯肉が退縮しぐらぐらしている(↑印)。
放置すると症状がさらに進行し、治すのが難しくなる事が予測されましたので、ご本人と保護者に納得していただいた上で、1期治療(乳歯が残っている時期の治療)を行いました。
1期治療としては少し長めとなりましたが、15ヶ月で治療を終了しました。
治療後には、前歯のかみ合わせ、上下正中線のズレ、顔の歪みは改善し、ぐらぐらしていた歯は歯肉に少し赤みが残っていますが、動揺はほぼ無くなりました(↑印)。
その後、経過観察を行っています。
治療例
治療開始時年齢 | 10才10ヶ月 |
治療期間 | 15ヶ月 |
使用装置 | エッジワイズ装置(ワイヤー) 非抜歯治療 |
治療費総額 | 46万2千円(税込) ・診断料、保定料を含みます ・別途いただいた費用はありません |
治療前
治療後(12才2ヶ月)
治療終了1年7ヶ月後(13才10ヶ月)
治療終了1年7ヶ月後に乳歯の生え変わりが終了しました。
歯並びかみ合わせともにほぼ良好で、歯肉も治療後よりもさらに健康な状態で安定していました。
本人、保護者ともに満足されていましたので、2期治療は行わずに経過観察を続ける事としました。